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トイレの確保

トイレの確保

使い慣れた自宅のトイレなどは安心できる大切な居場所のひとつです。

地震や台風(河川の氾濫、土砂災害など)で断水や停電などが起これば、水洗トイレは使えなくなる場合があります。

下水管の劣化や破裂、マンションの地下設備不良でも発生します。

忘れがちな『トイレ問題』で『トイレの確保』は災害対策の備蓄で水や食べ物と同様に重要です。

 

未曾有の災害に備え『トイレの確保』の重要性をまとめてみました。

 

 

トイレの重要性

 ・トイレ(排泄)は生理現象です。我慢することは危険です。水分補給や食品摂取を控えずにしっかりと行いましょう。

  栄養状態の悪化や脱水症状(熱中症)、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)などの健康障害を引き起こすおそれがあります。

 ・自分自身や子ども(家族)のトイレ(排泄)回数などを知っておきましょう。

  トイレの平均回数は大人1日5回です。

  健康な成人の1日当たりの排尿量は700ml~3L程度です。

 ・トイレがなく不衛生な環境では、感染症や害虫が発生する可能性があります。

 ・被災者だけではなく、現地で災害対策業務を継続する人や支援するボランティアの人などにとってもトイレは必要です。

 

 

災害時のトイレ状況

 ・避難所にすぐにトイレが来ない場合があります。

  ※東日本大震災では3日以内が34%、4日以上が64%との調査結果があります(1カ月以上が14%、最長65日目に到着)。

  避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン(出典外部リンク:内閣府さま)

 ・避難所や避難場所に人が密集した状態ではトイレの確保が難しいです(数が限られるため長蛇の列になる場合があります)。

 ・設置場所は滞在スペースからの導線が大切で段差、照明、天候の考慮が必要です。

 ・断水などにより環境衛生を良好に保つことが難しいです。

 ・高齢施設などでは水の確保が重要です(飲み水、うがい、歯磨き、洗濯、お風呂、トイレなどの生活用水)。

  感染症を予防するために手洗い、ボランティアなどの支援者の力を借りて衛生的なトイレ環境を維持することが大切です。

 

 

対策や関連情報

 ・携帯トイレを備える。保管、回収ができます。

 ・簡易トイレを備える(介護用ポータブルトイレなど)。保管、回収ができます。

 ・仮設トイレ(汲み取り式)

 ・マンホールトイレ

 ・移動式トイレ     

 ・コンポストトイレなどの自己処理型トイレ

 (コラム記事『災害用トイレの種類』)

 

 ・災害が発生した場合、行政は仮設トイレの目安を以下の通りとしています。

  発生当初は、約50人/基
  避難が長期化する場合は、 約20人/基

 

 ・災害時のトイレ、どうする?(出典外部リンク:国土交通省 水管理・国土保全局 下水道部さま)

  災害時のトイレ、どうする? 動画、字幕あり

 (出典外部リンク:国土交通省の公式YouTubeチャンネル MLIT channnelさま)

 

 ・複合災害とトイレ(出典外部リンク:日本トイレ研究所さま)

 

 

 ・下水道事業における災害時支援に関するルール[解説]の改定について

 (出典外部リンク:公益社団法人 日本下水道協会さま)

まとめ

『トイレの確保』は「災害時に最も困る」との意見もあります。

公助でのトイレ対策(仮設トイレ、マンホールトイレ)には限界があります。

私たち自身で備える非常用簡易トイレセット(自助共助)と仮設トイレ(公助)の組み合わせが効果的です。

今後は、コロナウイルスなどの感染症への対策も同時に考える必要があります。

 

私たち自身で『トイレの確保』や衛生対策をしっかりしましょう(^^)

 

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