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防災用語

  • 防災用語について

  • 一度はニュースなどで『J-アラート』や『ハザードマップ』『防災マップ』の言葉を耳にしたことがあるはずです。
  • 『避難所』と『避難場所』の違いを説明できますか?
  • 災害時に勘違いで思わぬトラブルが発生することは避けたいです。
  • 災害前の再確認、学習のために『防災用語』をまとめてみました。
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  • 防災用語、種類別

  • 防災訓練の用語

    ハザードマップ

  •  自然災害時に被害の予測範囲を表した地図。洪水や土砂災害などの種別ごとに分けられた地図のこと。
  •  ハザードマップポータルサイト~身のまわりの災害リスクを調べる~(外部出典リンク:ハザードマップポータルサイトさま)
  • ・防災マップ
  •  自然災害が発生した場合に、そこにいる人が素早く避難するために必要な情報を描き記した地図のこと。
  •  避難経路や避難場所の公共施設などを示した地図のこと。
  • ・防災訓練 
  •  災害に迅速かつ的確に対応するために、災害を想定した訓練を行うこと。自治体などで年に 1 回程度行われています。
    ・実技訓練 
  •  防災訓練の一つで、初動期や応急期に行われる対応行動を迅速かつ円滑に行うために必要な技能の習得を目的に行われます。
    ・津波避難訓練 
  •  津波に特化した避難訓練のこと。地震発生後、大津波警報が出た想定で行われています。
    ・図上訓練(机上訓練)
  •  広範囲、大人数を想定して机上で行う防災訓練の一つ。状況判断と対応行動をトレーニングすることを目的としています。
    ・HUG【ハグ、H(hinanjo 避難所)U(unei 運営)G(game ゲーム)】
  •  避難所運営を任されたという設定の教材、ゲーム。迅速かつ適切に対応する術を学ぶためのもの。
  •  静岡県が開発した図上訓練のこと(避難所HUGは静岡県の商標登録)。
  •  避難所運営を私たちみんなで考えること、連帯や交流のアプローチとして有効。
  • ・DIG 【ディグ、Disaster Imagination Game】
  •  災害シュミレーションゲーム、災害図上訓練の教材のこと。
  •  私たち自身の住んでいる地域でどこでどのような災害が起こるかを想定すること。
  •  私たち自身で地図や模造紙への書き込み、ホワイトボードなどで行うこと。
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  • 避難場所と避難所は違う

  • ・避難場所 
     一時避難場所 …災害の危険を回避する為に、住民などが一時的に避難する場所(公園や広場など)
     広域避難場所 …災害発生時や地域が危険になった場合に安全確保をするための避難する場所。避難者の生命を守るために一定の広さをもつ公園や緑地など。
    ・避難所(避難地)
  •  避難指示や災害発生時に人々が避難する場所(学校の体育館が指定されている)
  •  災害によって自宅に住むのが困難な住民を一時的に滞在させるための施設。
    ・指定避難所
  •  災害の危険性がある場合に、住民などが災害の危険性がなくなるまでの期間滞在する施設。
  •  また二次災害(火災や倒壊)により家に戻れなくなった住民などを一時的に滞在させることを目的とした施設。
  •  小、中学校や公民館などの公共施設が多い。
    ・福祉避難所
  •  一般的な避難所での生活が困難な要配慮者の為の特別な配慮がなされた避難所。コラム記事災害時の福祉避難所
  •  乳幼児、妊産婦、障がい者、外国人、高齢者で特に配慮を要する人と家族などが受け入れ対象者です。
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  • 避難所と関係する用語

  • ・警戒レベル
  •  自治体から発令される5段階の警戒レベルのこと。住民が自らの判断で避難行動し「自らの命は自らが守る」ための防災情報。
  • ・避難指示
  •  必ず避難。災害による被害の危険性が切迫した場合に、避難を指示するもの。
  •  ※2021年5月20日「避難勧告」と「避難指示」が一本化(災害対策基本法が改正)。
  • ・避難道路
  •  指定避難場所へ通じる道路。指定避難場所へ安全に避難するための道路。
  • ・仮設トイレ
  •  避難所などに設置する一時的なトイレのこと。
    ・給水車
  •  断水などで水が不足している地区に、生活用水(主に飲料水)を供給するタンク車のこと。
  • ・給水バルーン
  •  風船型の蛇口付き給水タンクのこと。1つのバルーンで1,000Lの水(約330人分の1日の飲料水)を貯水することができます。
     ビニール製で折りたたんで保管ができ、1人または2人で簡単に持ち運ぶことが可能です。
  • ・あんしん給水栓
  •  地震などの災害で水道施設が被害を受け給水が停止した場合、生活用の飲料水や医療用水等を応急給水するための設備のこと。
    ・防災倉庫
  •  国や自治体、町内会などが管理し災害時の応急対策に必要な資機材が備蓄してある倉庫のこと。
    ・炊き出し
  •  避難所などで温かい食事を被災者に提供すること。
  • 段ボールハウス(段ボールシェルター)
  •  避難生活を少しでも快適に過ごすために段ボールで間仕切りされたもの。
  •  パーソナルスペースを確保しプライバシーを守るためのもの。
  • ・エコノミークラス症候群 (静脈血栓塞栓症)
  •  長時間、同じ姿勢でいると血流が悪くなり足の静脈に血栓ができること。
  •  血栓が移動して肺の血管に詰まり胸痛、呼吸困難など危険な状態になること。
    ・こころのケア
  •  避難所では見守りや傾聴などの心理的カウンセリングでのケア、立ち直りを促進するケア、
  •  医療機関での対応が必要なケアがあります。
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  • 気になる用語、その他 

  • ・警戒宣言
  •  範囲の広い南海トラフ地震を対象としたもので、大地震による被害を最小限に抑えるために内閣総理大臣により発令される宣言。
  •  大規模な地震の発生に備えて、安全の確保や準備を行ってください、という指示のこと。
  • ・J-アラート(全国瞬時警報システム)
  •  緊急情報を住民へ瞬時に伝達する日本のシステムのこと。
  •  全国の市町村の同報無線を自動起動するシステムのこと(総務省消防庁さまが運営)。
  • ・緊急地震速報
  •  地震の発生直後に各地の強い揺れの到達時刻や震度を可能な限り素早く知らせる情報のこと。
  • ・防災行政無線
  •  自治体の避難指示など災害の緊急放送を設置したスピーカーや各家庭に設置された個別受信機で伝えるシステムのこと。
  • ・国土交通省TEC-FORCE(Technical Emergency Contorol FORCE、緊急災害対策派遣隊)
  •  国土交通省「被災地の復旧を支援する災害対策用機材」(出典外部リンク:国土交通省さま、動画)

  •  大規模自然災害が発生し自治体職員だけでは対応が困難な場合にいち早く現場へ出向き、被災自治体を支援します。
  •  防災ヘリ、ドローン、排水ポンプ車、照明車、衛星通信車、Car-SATなど
  • ・防災の日
  •  毎年9月1日が『防災の日』です。『防災の日』を含む1週間を『防災週間』、9月が『防災月間』です。
  •  1923年9月1日に発生した『関東大震災』に因んだものです。
  • 津波防災の日(出典外部リンク:内閣府さま)

  •  毎年11月5日です。1854年に発生した『安政南海地震』に因んだものです。
  • ・防災とボランティアの日
  •  毎年1月17日が『防災とボランティアの日』です。1995年に発生した『阪神淡路大震災』に因んだものです。
  •  1月15日~ 21日は『防災とボランティア週間』です。(出典外部リンク:消防庁国民保護・防災部地域防災室さま)
  • ・国際防災の
  •  10月13日が『国際防災の日』です。自然災害の軽減、危機意識と備えを世界的に啓発する一日です。国際防災デー。
  • ・津波防災の日
  •  11月5日が『津波防災の日』です。津波対策についての理解と関心を深めるための日です。「稲むらの火」の逸話に由来しています。
  •  『世界津波の日』でもあります。
  • ・携帯基地局
  •  携帯電話端末と直接電波のやり取りをして通信する基地局のこと。
  • ・衛星携帯電話
  •  地上(携帯基地局)のネットワークを経由せず、地球の軌道上に打ち上げられた通信衛星を介して通信を行う携帯電話のこと。
  • ・要配慮者 (災害時要援護者、災害弱者) 
  •  乳幼児、妊産婦、障がい者、外国人、高齢者など特別な支援、配慮を要する人のこと。
    ・帰宅困難者 (帰宅難民)
  •  災害発生後に自宅へ帰ることが困難になった人、足止めされた人のこと。
  •  帰宅距離 20km 以上の人は全員「帰宅困難」。
  • ・罹災証明書
  •  災害によって住居が被害を受けた場合に、その被害の程度に応じて自治体が被害認定して発行する証明書のこと。日本独自のもの。
    ・震災遺物 
  •  道路標識や信号機、小学校の避難階段や時計など「目に見える形」で災害の教訓を伝えるもの。
    ・震災遺構
  •  震災によって壊れた建物など、被災の記憶や教訓を後世に伝える構造物のこと。
  • ・AED(エーイーディー)
  •  心臓に電気ショックを与える小型の高度管理医療機器です。コラム記事『AEDと防災
  • ・トイレの日
  •  11月10日が『トイレの日』です。日本トイレ協会が11月10日に記念日を制定しました。
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  • まとめ

  • 防災用語や意味の再確認することが大切です。
  • ※コラムを書いている私自身、知らなかった言葉がありとても勉強になりました…m(_ _)m
  • 定期的に備蓄品や防災グッズの再確認も行いましょう。
  • (『1.17』や『3.11』、『防災の日』である9月1日など過去の震災特集がニュースになるタイミングでの再確認がおすすめです。)
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  • 防災用語も『備えあれば憂いなし』(^^)
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